本当にただの日記

暇人がつれづれなるままに書いた日記です。

疲れて帰ってきてテレビでもつけようと思ったら、
BSCSのリモコンしかなくて地デジが見れず。


しょうがないからちょうど合ってた日本映画専門チャンネルを見。
トウキョウソナタっていう、いかにも日本映画っていうのがやってました。
http://tokyosonata.com/index.html


家族崩壊して、家族がバラバラになってしまうんだけど、
最後は自然に家に戻ってくるみたいな話でした。
日本映画らしい暗さが漂っていて、
非行に走る子どもとか、泥棒と一緒に逃げる母親とか、自殺しようとする父親とか、
いちいち奇行を起こす人々に疲れました。
「塾とか学校とか家族のだんらんとか嫌になったよ」
っていう子どもの声には共感しました。


最後のシーンで、小学生の男の子がピアノを弾くんだけれど、
そのシーンが残念でした。
明らかに弾いてないのに、ピアノ弾く姿を長く映すとかおかしい。
しかも曲がドビュッシーの「月の光」。
トウキョウソナタ」でしょタイトル。ソナタにしようよって。
小学生なんだし、月の光は弾かないだろ。
家庭崩壊をしたことによって、
ソナタみたいに定形的で、繰り返しの日常から、
月の光みたいな伸びちぢみ多くて、感情があふれた生活に変わる
っていう示唆をしたかったのかもしれない。
けどね、小学生があんな風には弾けないよ。
ソナタを淡々と弾きこなして、また日常に帰っていく
みたいな終わり方の方がよかった。


音楽題材としていたわけじゃないんだけど、
音楽とからめてくる映画は、選曲が難しいですね。
「オーケストラ」って映画も
あまりに有名なチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲とか使ってくるから、
なんだかベタすぎてイマイチだったし。いい曲だけどもね。