本当にただの日記

暇人がつれづれなるままに書いた日記です。

「青い青いこの地球に」と「bye bye my blue sky」が気に入ったから、
上原あずみのアルバム「無色」を借りてしまいました。


なかなかいいです。
日々の生活や人生に不満ありありの歌詞が中2病っぽいっていうか、
とにかく暗くていいです。

「どんなに泣いてもどんなに笑っても
 同じ事ならば笑っていたいけど
 矛盾だらけの時代に不満を感じて」
とか


「ねえ こんな自分の事
 過去もすべても見せられる人がこの世に1人でも居るかな」
とか。


「ただ疲れたんだよ 何を見るのも 何かを想うのも
こうして何かが壊れて自分が壊れた」
とか。


まだ18とかそこらのときに出したアルバムなのに、
全曲作詞してるのがすごいですね。
そんなに歌手になりたかった感じでもなさそうな人なのに。
ちょっと顔がかわいくて、
不良で世間から外れてたから拾われたような人かと思ってたから、
その割に全曲作詞かと。
ほぼ全曲寂しさと負の感情がこもったアルバムも珍しい。
歌は壊滅的に下手糞。
だけど、この若さからきてるのか、
生い立ちからきてるのか、性格的なものなのか、
負の感情の強さと勢いにやられますね。


曲はあービーイングGIZAっぽいって感じだけど、
ちょっと古くて懐かしいサウンドを使った曲が多い。
歌詞もさることながら、曲がいいですね。
この子がいまどきの希望がなくてうつうつとした高校生風の風貌。
それに60年代だか70年代だかのサウンドが不思議と合う。


歌も下手だけど、そこも逆にいいのかもしれない。
ちょっと音外し目で、声量のないかよわい声で歌うから、
暗い歌詞が伝わってくる。


「無色」って曲はそこまででもない。
曲の作り方がGIZAっぽすぎる。小松未歩が歌っててもおかしくないような。
「ask me」と「ByeByeMyBlueSky」と「Clash!Clash!」と
「Stay with me」と「青い青いこの地球に」がいい。暗くて。