■
昨日はいつもの友達と美術館に行きました。
いつもはあまり仕事の話とか家族の話とかしないんだけど、
昨日は結構長く話す時間があったから現実的な話をしました。
彼女はここ1年ずっと鬱で会社を休んでいたんだけど、
8月から復帰することに。よかった。
自然に?仕事をしようっていう意欲が湧いてきたみたいです。
あれもしたい、これもしたい、っていうのが出てきて、
それを全部かなえるにはお金が必要だなって思うようになったようで。
ヨガを習いたい、お茶を習いたい、おいしいものが食べたい、
また楽器弾きたい、ヨーロッパ旅行に行きたい、犬と猫飼える家に住みたい、などなど。
「〜したいっていう欲求があってうらやましいね」と言ったら、
「欲は作るものだよ」と笑顔で返されてしまい。名言すぎて2人で笑い。
欲って作るものなんですか。何かCM製作者みたいな発言。
私は元来〜したいっていう願望が薄い方だから、
やりたいことがたくさんある人はうらやましいと思う。
「musicartちゃん、やりたいことないなら私の欲につきあってよ。
楽器の社会人団体見に行く時とか習い事する時は一緒に行って」
と優しい彼女は誘ってくれました。
前々から私はやりたいことがない。
前々っていうのは保育園の時まで遡ってしまうんだけど。
保育園の卒園の時に将来の夢を書かせられた時は、
全然やりたいことないから母に聞き。「何になってほしい?」と。
母はパン好きみたいだからじゃあパン屋にしようと思ってパン屋と書きました。
ちょっとやりたいかなと思ったとしても、
別にやらなくても死にはしないと思ってやらなかったり、
行動に起こす勇気がなくてできない。
元々の性質がそんなんだから、
逆に鬱病っていう病気までは到達できないのかもしれない。
何にもする気が起きないなんて日常茶飯事過ぎる。
病気と判断されるのは行動的もしくは体に問題が出てきてからでしょ。
会社に行けないとか、絶望感に苛まれて家事もできないとか、
不眠症でどうにもならないとか。
やる気はないけれどとりあえず動けるから会社に行って仕事をしてる人
っていうのは鬱病とは診断されないでしょうね。